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気管切開術

 

 

 

~適応~

上部気道閉塞をおこす疾患・・・異物、腫瘍、外傷、ポリープ、軟口蓋過長、喉頭麻

               痺、喉頭虚脱、気管狭窄、気管虚脱

   ※吸気相が長くゆっくりであり、吸気時に雑音。

 

~麻酔~

①プロポ⇒短時間で好ましい。低血圧&無呼吸に注意=対策:術前酸素化

②ミタゾラムやケタミン⇒短時間作用で好ましい。頻脈注意

 

まず麻酔導入し、気管挿管したら、動物を仰臥位に寝かせ、頸部と手術台の間に丸めたタオルをのせる(背屈し、気管が皮膚と近くなる)

頸部腹側正中を剃毛消毒する。そして内部構造が十分確認できるレベル(ただし、10cm以下で胸腔へ達しない範囲(気胸にんため))で切開し胸骨舌骨筋を外側に牽引して気管を露出する。

 

 

 

 

 

次に気管切開を行う。切開する部位と術式は以下である

A:横切開気管切開術(Transverse Tracheostomy)・・第5気管輪

  第5気管輪に非吸収糸をかけ、牽引し、鉗子で第4気管輪を圧迫しながら気管切開

  チューブを挿入。

  ※切開幅は気管全周の65%以下留める

 

B:横方向フラップ(Transverse Flap)・・第3気管輪から尾側2個分までU字切開

  フラップに非吸収性縫合糸で支持縫合する。

  ⇒この方法は気管切開チューブにかかる圧力が少なく、長期間にむいている。

 

C:縦切開気管切開術(Vertical Tracheostomy)・・第3~5まで縦切開

  ⇒他方法より、気管粘膜面へのダメージが強い

 

 

筋層、皮下、皮膚を非吸収糸で緩く縫合し、ネックプレートの縁に臍帯テープを結び、患者の頸に巻き、縫合部に抗生物質軟膏を塗布する。

 

 

 

~気管切開チューブのチョイス~

原則は気管の内腔直径の1/2にする・・・気管との接触面積が小さい事と粘液よる気

                   管切開チューブ閉塞時にそのチューブの外側

                   の隙間を空気が通れるから

カフ・・・人工呼吸管理時以外は使用しない。長期人工呼吸管理時は低圧なカフで

~術後管理のポイント~

①切開部の消毒・・1%以下クロルヘキシジンで8時間ごと

②チューブ内吸引・・気管切開チューブ内径1/3以下のカテーテルで吸引を4時間毎

        ※迷走神経刺激の嘔吐が起こりうるため、食後は避ける

③加湿・・・加湿器の使用or0.1ml/kg生理食塩水気管内投与を2時間毎

④抗生物質・・・一週間は投与