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瞬膜腺整復術(purse-string法)

瞬膜腺突出に対する治療は、かつて突出部位の切除が主流でしたが、瞬膜腺を切除することにより涙液量減少し、乾燥性角結膜炎になり生涯点眼液点眼を余儀なくされるケースが問題となりました。その後、瞬膜腺を切除せず温存し、術後普通の日常を取り戻せる術式(整復術)が考案されました。その中でもここではより一般病院でも容易に実施出来、手術時間、手術侵襲の少ない『ポケット法』のうち代表的手技について紹介いたします。

チェリーアイ術前。眼を上から見たところ。眼の内側よりにある瞬膜という部位から腫れたものがでっぱているのがわかる。

全身麻酔下で、眼を消毒後、開眼器をかけ、瞬膜から逸出した瞬膜腺をバブコックにて把持します。

瞬膜腺が突出している基部の眼球側の瞬膜に5-0吸収性縫合糸をかけます。

続いて第二針目を瞬膜腺突出部の基部の眼球遠位にかけます。

第三針を先ほど針を通した反対側の瞬膜腺突出の基部の眼球遠位にかけます。

第4針を瞬膜腺突出基部の眼球側にかけ、巾着状に縫合糸かけておきます。

次に突出部にマイクロフェザーメスの背で小さな傷を作ります。

写真の赤く見える部位が小さな傷を入れた瞬膜腺。

瞬膜全体にテンションをかけるか、滅菌綿棒で押し込むかすると瞬膜腺は瞬膜内に入ります。

巾着状にかけておいた縫合糸を縫縮します。これにより脱出していた瞬膜腺は巾着状にかけられた瞬膜結膜内に入り、かつ瞬膜腺上につけられた小さな傷がその後癒着する事で再度の突出を起さなくします。

術後2時間後。正常な外観にもどっている。