胃カテーテル洗浄法

『我々の伴侶たちは我々と生活を共にし、様々なものに興味を持ちます。そして時としてそれは色々なものを口にしてしまうリスクある環境といえます。例として人が病院から処方され飲んでいる薬品や家庭菜園で使用する肥料等です。またペット用のおもちゃ、釣り針、アクセサリー等の固形物もあります。固形物は内視鏡や必要に応じ手術で安全に摘出いたしますが、薬品など溶けて体に吸収されてしまうものは取り出すことが困難です。またいったん体内へ吸収されてしまえば我々に比べ小さな体であるペットの生命を脅かす危険すらあります。溶けてドロドロになる外科で取り除けない、内視鏡で掴めない怖い危険を回避させなければなりません。そこで選択される治療法が麻酔下胃洗浄法です。この方法により体を傷付けることなくよりペット達にやさしい治療をすることが出来ます。口から胃袋へ2本のカテーテルという細いチューブを通し、胃の中に入ってしまっている毒物を吸収される前に体外へ排出するテクニックです。胃洗浄には食べてからの時間が重要です。実施できるタイムリミットが決まっています。また胃洗浄を行ってよい薬品といけない薬品がありますので詳細は獣医師に相談してください』

ペットの生活は常に異物や毒物の誤食リスクと隣り合わせといっても過言ではない。毒物摂取に対しては、『催吐処置』『拮抗薬療法』『吸着療法』『吸収抑制療法』『静脈点滴による解毒療法』等があるが、その中の一つの頼れる選択肢が胃洗浄カテーテル法である。体内に入ってしまった毒物を麻酔下で口から胃袋へカテーテルを2本挿入し、より早く体外へとりだす方法である。