再生医療

『再生医療』とはケガや病気によって失ってしまった機能を薬などを用いず、本来生体がもつ『治す力』を利用して元に戻すことを目標とした治療法になる。再生医療とひとくくりにまとめるがその中にはさまざまな治療法がある。

主に
・幹細胞→1
・体細胞→2
に分類される。



"幹細胞→体細胞"
今現在、我々の体にも中に幹細胞と体細胞があり、幹細胞が分裂増殖して体細胞へと形を変えていく。体細胞も寿命があり役割を終えると減っていく。それを補うため幹細胞から新たな代わりの細胞が生まれてくる。


幹細胞は『体細胞の素となる細胞』でこれから分裂をしていく中で、体細胞へと形を変えていく元である。体細胞とは幹細胞が分化した結果、それぞれの組織固有の特性を持った細胞に分化した状態(肝臓なら肝細胞、皮膚では上皮細胞など)を体細胞と呼ぶ。例えとして幹細胞を小麦粉と考えて、体細胞をパンやパスタ、うどん、ケーキなどと考えると理解しやすいかもしれない。


絵🖼

1【幹細胞療法】

細胞の元となる細胞(幹細胞)を増やして治療に使う方法。この幹細胞には数種類ある。


・体性幹細胞療法→代表はMSC療法
  元々体にいる細胞で、細胞になる元となる幹細胞を用いる。幹細胞という細胞が成長すると各種の臓器を構成する細胞になる。幹細胞を採取し、体外で成長させ増殖したのちに体は移植する。
  総称して間葉系幹細胞(MSC)療法と呼ぶ。
  ・骨髄由来間葉系細胞・・採取量に限度がある
  ・脂肪由来間葉系細胞・・多く取れる
・ES細胞療法
  受精卵から細胞を採取する
・iPS細胞
  人工的に細胞を作成する。



2【体細胞療法】

今現役の細胞を集めてきて必要なところに移植する方法。


・PRP(多血小板血症)療法→PRP療法
・各臓器移植
 ・海面骨移植など