大腿骨頭切除術〜レッグカルベペルテス病〜

今日はレッグペルテス病で3ヶ月ビッコ引いてて治らないと紹介で来たワンコの手術。
痛みの源になっている壊死した骨頭を取り除いて歩けるようにする手術。

元々は大腿骨頭の虚血といって太腿の付け根の血の巡りが無くなる事でそこが壊死してしまう病気。
傷んだ骨頭が周りの組織に当たって痛みをしょうじる。良くある症状はびっこ、太もも触られるのを嫌がる、びっこが治らなくなる、筋肉が細くなる等だ。
診断に悩んだら足を後ろに引いてみると痛がることが多い。
写真の向かって左側の骨頭が変形してしまったレッグペルテスにより部位。(発症初期はレントゲンにはっきりと映らない事があるので注意です)
あとはリハビリ頑張りましょう。
過去のケースだと大体2週間以内に着地頻度が増え、1ヶ月くらい過ぎるとほとんど普通に歩行するケースが多い(受症から手術までが早いと術後の回復も早いと感じる)
この手術はとても多いものの1つだと思う。
そういえば過去に両側の骨頭切除した10キロくらいの猛者がいたが今も元気に走り回っている。

出張執刀が多かったからどこでも出来る様にアナログにこだわって器具を揃えて来たが、やはり電動の機器が欲しいと感じる今日この頃である。