耳血腫

耳血腫は耳介に血液成分の液体が貯留して腫れてしまう病気である。放置すると耳介軟骨がカリフラワー状に変形してしまいQOLに影響するため多くの場合、外科的アプローチが必要となる事が多い。発生の原因は不明とされる。

麻酔下で患部を十分に剃毛消毒し、血腫の耳介尖端側の境界部から皮膚および内側軟骨を反対側の軟骨層を傷つけないように細心の注意を払いながら4~6mmのディスポーサブル・バイオプシーパンチでパンチ孔を作成する。

対珠を避けながら、血管に注意を払いながら患部全体にパンチ孔を形成する。

パンチ孔に2-0か3-0のナイロン縫合糸を用いてマットレス縫合を耳介軟骨の内側面および外側面に対し実施する。これにより軟骨に形成された血腫腔を閉鎖する。

パンチ孔全面およびパンチ孔の間にマットレス縫合を実施し、軟骨間を密着させ、患部の血腫腔を完全に閉鎖し、かつパンチ孔より排液できるようにする。術後は内側面にガーゼをあてがい、垂れ耳の場合、耳を反転させ頭全周に軽く圧迫包帯を施す。立ち耳の場合はガーゼをスティック状にして患部にあてがい耳を折らない。ガーゼは手術後、排液がみられる数日間は毎日取り換える。10日後にはパンチ孔が閉鎖するので閉鎖が確認できたら順次抜糸する。

バイオプシーパンチにより、切除された皮膚および軟骨層。