OSA(骨肉腫)の一例

肋骨原発の脊髄転移を起こしているOSA(骨肉腫)のケアをする事になったが、当院で一般的に用いている骨肉腫に対するプロトコル、管理プログラムはコチラ

骨肉腫に対するゾレドロン酸の機序に関する論文を上げておく。
Downregulation of CXCR4 Expression and Functionality After Zoledronate Exposure in Canine Osteosarcoma
M L Byrum et al. J Vet Intern Med. 2016 Jul.
基本全ての骨肉腫細胞にはケモカイン受容体(CXCR4)が発現している。
ゾメタはケモカイン受容体(CXCR4)の発現およびダウンレギュレーションを介してOSの遊走を阻害する。とされている。具体的には腫瘍内部の約40%を阻害し、20頭中18頭で血液中のCXCR4が低下していたと報告した。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27251585/


Surgical decompression, with or without adjunctive therapy, for palliative treatment of primary vertebral osteosarcoma in dogs
Alexandra Dixon et al. Vet Comp Oncol. 2019 Dec.
椎骨脊椎OSAに対する外科減圧療法と

原発性脊椎OSAと診断され、減圧手術で治療がなされた犬22頭についての回顧的研究。生存期間はを減圧手術のみのグループと補助的放射線治療±化学療法を受けた犬のグループで評価された。手術のみの12例のMST生存期間中央値は42日(3〜1333日)であった。それに対し手術+化学療法で治療された3例の生存期間の中央値は82日(56~305日)であった。 手術+放射線療法を行った1例の生存期間は101日だった。手術+放射線療法+化学療法で治療された6頭の生存期間中央値は261日(223~653日であった。