PRP療法(皮膚欠損部に対し)

寝たきりで元気にしている長寿犬が頬にフィステルを作って来院した。

臼歯抜歯+フィステル周囲のデブリ→口腔粘膜と皮膚の間にPRPシートを付着させ皮膚を縫合といった手順で治療をする。またPRPゲルを被覆材の内につけて週一交換する方法。口腔内雑菌が残っている可能性もあるのでLRにアクティベート化しシート状に調合。
PRPには組織修復の働きがありながら感染予防も効果があるためこのようなケースでも安全に使用しやすい。この症例のPRP/末梢血比率が1.28でMarxらの基準にはとどいてないが数的な基準をクリアしていたため使用する事とした。あとはPDFG、TGF、FGFら因子の作用に期待する。